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帝都地形図

帝都地形図

空前稀代の大縮尺地図群を発掘集成

大縮尺3000分の1地形図、全351図
現在の23区を網羅する、全6集構成(一部未収録)

本書は、帝都(東京)が経験した2度の大災害、すなわち関東大震災直前から東京大空襲まで、およそ四半世紀の歩みがたどれる貴重な資料です。図ごとに地域の専門家による読図の指針となる解説が付き、その時代のその場所に対応する写真は別冊も含め多数掲載。地図に記載されている文字情報は、全て「分類索引」に整理され、調べやすく分りやすいのも特長。本書は東京の来し方行く末を探る、大変貴重な歴史資料です。

・各図に現代地図、解説、注記分類索引を添え、一部に参考写真付き
・井口悦男編 総解説:清水靖夫/井口悦男/本田豊

※縮尺:1:3,000 サイズ:菊四裁判(天地46×左右30.6cm) 全6巻(地図2折・製本・函入)
※地図351葉 発行限定200部
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限定200部 全6集セット(第1集~第6集) ¥388,800(税込)  購入ページ

分売も承ります。¥75,600(税込)

 

《頁組体制見本》:新旧2図の対照で、位置確認が容易。平坦な現代地図の上に、土地の凸凹をイメージできます。(クリックすると大きな画像が開きます)

見出図(12-6 王子)

▲見出図(12-6 王子)

対応する現代地図(12-6 王子)

▲対応する現代地図(12-6 王子)

 

里塚近辺

大正期の一里塚付近

釣堀がある、簡易食堂がある、特殊重工業会社や化学工場がある、河岸や掘割がある、小川がある、音無橋や太鼓橋など小さな橋も名前がある、渡船の船付場がある、路面電車の線路と停留所がある、車庫がある、あちこちに原っぱがある、巨大な兵器廠など旧軍施設がそこここにある、笹原がある、田圃もある、畑もある、久米邸や前田邸や平沼邸など邸宅があちこちにある、なくなってしまった小学校がある、高等女学校がある、地蔵堂がある、養豚所がある、同潤会仮住宅がある・・・土地の履歴と地形の素顔がここにある。

《おもな図解説執筆者》
多田文夫(足立区立郷土博物館)・野尻かおる(荒川区教育委員会)・吉田政博(板橋区教育委員会)・宮田裕介(江戸川区、地域環境プランニング)・山本たか子(大田区教育委員会)・谷口榮(葛飾区郷土と天文の博物館)・石倉孝祐(北区飛鳥山博物館)・向山伸子(江東区教育委員会)・坂本道夫(品川区教育委員会)・田原光泰(渋谷区教育委員会)・鈴木靖(新宿区教育委員会)・寺田史朗(杉並区立郷土博物館)・田中禎昭(墨田区郷土文化資料館)・武田庸二郎(世田谷区立郷土資料館)・葛生雄二(台東区教育委員会)・菅原健二(中央区、京橋図書館)・厚秀雄(千代田区四番町歴史民俗資料館)・伊藤暢直(豊島区立郷土博物館)・比田井克仁(中野区立歴史民俗資料館)・小金井靖(練馬区教育委員会)・加藤元信(文京区教育委員会)・高山優(港区教育委員会)・横山昭一(目黒区教育委員会)ほか

 

《本書を推薦します》 鈴木博之(東京大学大学院教授)

[物語の宝庫]
3000分の1の「帝都地形図」と題された地図を眺めて、驚き入ってしまった。歩いたことのある辺りの地図を見ると、地図だから当然であるが、道路が描かれ、神社仏閣、主要な工場、邸宅などが細かく記入されている。地図のなかの文字情報は計り知れない価値があるので、思わず見入ってしまう。ここに三井別邸があったのか、ここは同潤会の戸建て住宅地だったのか、こんなところに牧場があったのか、この山本邸というのは誰の邸宅なのか・・・・・・・。驚くことばかりである。ここには高度経済成長で失われた東京のすがたが留められている。むくむくと好奇心が沸き上がってくる。 等高線も入っているので、微地形も把握できる。まるでタイムスリップしながら町のなかを歩いているような気持ちになる。消えてしまった川も発見できる。急に物知りになった気分も漂う。この地図を眺めはじめると、ふらふらふらふらとどこまでも地図の上を歩きつづけたくなってしまう。 
こんなに楽しい地図はない。ここからさまざまな物語、さまざまな史実、さまざまな理論、さまざまな未来像が描けるにちがいない。楽しみである。ひとつだけ気づいたことを書いておくと、今の埼京線、かつては赤羽線と呼ばれていた線路が、この地図では山手線と記入されている。こうした時代もあったということなのか。これもまたこの地図からの収穫である。

 

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