Orkney MapServerは、地理情報機能を提供するWebサイトを構築することに特化した、開発者向けのオープンソースディストリビューションパッケージです。
GoogleマップなどのWeb上の地図サービスが提供する機能だけでは実現できない、多彩な地理情報機能を、Webサイトに自由自在に作り込むことができます。
ツールからサポートまで、地図サイト・地理情報システム構築に必要な全てが揃う
Orkney MapServerは、オープンソースツールのMapServer, PostGIS, OpenLayersをコアに、チュートリアルアプリケーション、サンプル地図データ、設定ファイル、日本語マニュアル、テクニカルサポート等をワンパッケージにまとめています。さらに、トレーニング、地図データ製品、コンサルティングサービスをオプションで提供しています。これにより、「開発プロジェクトに最新のオープンソーステクノロジーを採用したくても、その動作が不安だ」という心配は無用です。
本格的な地図サイト・地理情報システムの構築は、 Orkney MapServerで実現します。
■Orkney MapServer 2011パッケージ内容
本格的な地図・地理情報システムが実現
Orkney MapServerを採用すれば、商用地図サービス、業務用の本格的な地図・地理情報システムを自由自在に構築することができます。
MapServer, PostGIS, OpenLayersをコアに採用
Orkney MapServerは、世界で最も利用されている地図生成・配信エンジンであるMapServerを採用しています。地理空間データの格納と管理には、多機能、堅牢かつ拡張性のあるWebマッピングシステムにとって不可欠な空間データベースソフトウェアとして、世界で圧倒的な実績を誇るPostGISを採用しています。また、Webブラウザ上で快適に地図を操作でき、かつ複数の地図レイヤの切り替え表示などをサポートするOpenLayersをWebクライアントソフトウェアとして採用しています。これらのツールいずれにも、弊社技術陣による動作評価検証を実施し、発生する問題点等を独自に解消しています。
世界中の言語に対応
Orkney MapServerは、欧米のシングルバイトの言語だけでなく、アジア各国で使用されるダブルバイトの言語に対応しています。日本語の場合、文字コードはShift-JIS、EUC、UTF-8の3種類に対応し、しかも地図のレイヤごとに文字コードが混在していても正しく表示することができます。
※MapServerの言語の国際化は、2003年度の独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」の一環として、株式オークニー、株式会社イー・ソリューション・サービス、大阪市立大学の共同プロジェクトとして実現しました。
地図会社を選ばない-様々なデータフォーマット、測地系、投影法に対応
Orkney MapServerは、世界中で流通している様々な地理データフォーマットに対応し、世界で使用されているほとんどの測地系、投影法に対応しています。日本の旧日本測地系(TOKYO)、新日本測地系(JGD2000)にも対応しており、国内の多くの地図データが取り扱え、新規・既存を問わずデータ資産を有効に活用できます。そして元データそれぞれのフォーマット、測地系、投影法を混在させたまま、Web サイトに統一した地図を表示させることができます。